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 ロベタで、自分のことを売り込む自信がない人は、口の代わりに手足を使えばいい。
 まず、自己PRを文章にする。職務経歴書あるいは履歴書に添える手紙を詳しく、心をこめて書く。話し言葉の表現が苦手な分を、書き言葉で挽回すればいいのだ。
 コンピュータのSEやプログラマーのように、プロジェクト単位で進行する仕事なら、いままでに手がけたおもなプロジェクトの内容と、それに対する感想、反省点などをまとめる。
 企画、宣伝、あるいは他の技術・専門職のように、仕事の成果が形として残る場合、おもな作品や仕事の成果をピックアップし、その制作過程の説明、感想、反省点などをまとめる。
 営業事務、経理、営業などのように仕事の切れ目がハッキリしない場合、年度ごと、あるいは月単位で、任された仕事の変化と、それに対する感想、反省点などをまとめるとよい。
 さて、次に足を使う番だ。応募する会社のことを徹底的に詳しく調べる。業務内容、最近の動き、業界内での地位、社内組織、人事教育制度等々。図書館で業界紙や専門誌を調べれば良い。
 調べるうちに、当然、疑問点が出てくるはずだ。それを、面接の場でぶつける。質問するには、その前提となる知識が必要だ。
 その会社の知識を持っているということは、その会社に「ぜひとも就職したい」という熱意を裏付ける証拠となる。
 会社は、同業他社のどこでもない、自社を選んで応募してくる人を待ち望んでいる。自分勝手で、誇大広告のきらいのある自己PRを聞かされるよりも、業界や職種に関する知識をふまえて、適切な質問をしてくれる人のほうに心を奪われるだろう。
 的を射た質問は、何千、何万語も使った自己PRと同じかそれ以上の価値を持つこともある。
 好景気のときは、転職志望者は分厚い就職情報誌を調べて、待遇の良さそうなところに片っ端から印をつけて、応募先を選ぼうとしたものだ。
 ところが、不景気になると、待遇が良いというだけでは安心できなくなった。倒産の危機に見舞われる会社も出てきた。かえって、従業員にあまり大盤振る舞いをせず、待遇面をケチる堅実経営の企業ほど、不景気のときに強いという見方さえある。
 そこで、企業の経営状態(借入金が多過ぎないか、自己資本比率が低過ぎないか、売上高は前年よりも伸びているか、経営利益はどうか)や、業務内容の将来性を詳しく調べる人が多くなってきた。
 皮肉なもので、好景気のときには気にならなかった会社の詳しいデータが、景気が下降し始めてから、気になるようになったわけだ。
 入社を希望する会社のことを詳しく調べて、わからないことがあったら質問する、この当たり前過ぎる手順をいままで省いていたことに、多くの人々がようやく気づき始めたようだ。
 採用試験の場では、会社側も、応募者側も、フィフティ・フィフティである。どちらも選ばれる側であり、選ぶ側だ。
 業務内容や入社後の仕事の内容を詳しく調べもせずに、待遇の良さや知名度の高さだけにひかれて入社した人は、実は、本人は会社を選んでいるつもりでも、実際には選んでいない。
 そういう人たちは、「選ばれる」ことにばかり関心が集中してしまっている。
「面接の達人」になっているかもしれないが、面接の達人イコール仕事の達人ではないのだ。
「選ぶ自分」を最後まで捨てないようにしよう。そのためには、その会社と自分自身の実力を冷静に、客観的に評価して、釣合いを判断しなければならない。
 その会社について、調べてもわからないことがあったら、びくびくせずに質問してみよう。質問することのほうが、言葉を飾りたてて自己PRするよりも、ずっと気持ちがラクだ。その上、自己PRよりも効果が大きい。
 面接は、入社するかどうかを話し合う場だと考えてみてはどうだろうか。お互いに質問しあい、相手のことをよく確かめる場なのだ。お互いに求めているものが釣り合えばそれで良し。釣り合わなければ、また相手を替えて相談すればいい。
 もちろん、むだに時間を浪費してはもったいないので、事前によく調べて、釣り合いそうな相手かどうかを判断する知恵が必要だ。

金融経済 受験 合格
 
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